書評 book review 2007 2 4
書名 日経PC21 2007年3月号
特集「ビスタの基礎知識」
出版社 日経BP社
「ウィンドウズ・ビスタ」については、
多くの人が関心を持っているでしょう。
私も、ビスタについては、大変魅力を感じています。
しかし、「困ったな」とも思っています。
ビスタの魅力は、「エアロ」機能です。
しかし、そのエアロ機能を使うには、
パソコンの性能アップが必要となります。
日経PC21の記事には、
ビスタに必要なパソコンのスペックが、わかりやすく書いてあります。
ここ数年以内に発売されたパソコン(2、3年前に発売されたパソコン)は、
CPUとHDD(ハードディスク)については、
十分、動作要件を満たしているでしょう。
問題は、メモリーとグラフィックスです。
ビスタの動作要件として、メモリー1GB以上、
128MB以上のグラフィックス用メモリーとあります。
ここが問題になるでしょう。
「ここ数年以内に発売されたパソコン」は、
メモリーは512MBが多いと思います(場合によっては256MB)。
つまり、メモリーの増設が必要だと思います。
また、グラフィックス機能は、
チップセット内臓のグラフィックス機能を使っているケースが多いと思います。
もしかすると、これでは、動作要件を満たしていない可能性があります。
(日経PC21の記事によると、チップセット内臓のグラフィックスは、
インテル945G系か、RadeonXpress1100以上がスムーズに利用できる最低ライン)。
場合によっては、グラフィックスボード(カード)の増設が必要になるかもしれません。
私の家のパソコンは、自分用のデスクトップ・パソコン、
妻用のノート・パソコン、子供用のノート・パソコンと、
どれも、動作要件を満たしていません。
そこで、「困ったな」と思っています。
パソコンは、この2、3年で買ったものですし、
インターネットとメールが中心だから、
高性能なパソコンを買わなかったのです。
ところで、日経PC21のもうひとつの特集である、
USBメモリーには、大きな魅力と可能性を感じます。
高速で大容量になりましたので、将来、
USBメモリーそのものが、パソコンの代わりになってしまうかもしれません。
これほどの大容量ならば、将来、USBメモリーに、オフィスソフトを入れ、
さらに、業務用ソフトを入れ、ついでOSまで入ってしまうかもしれません。
ついでに、もうひとつ。
日経PC21をセブンイレブンで買ったら、
セブンイレブン限定の「おまけ」がついていました。
「エクセル派のための「文書作成」ハンドブック」
実は、私も、「エクセルで文書作成」派です。
小説や論文を書くならともかく、
たいていの文書は、エクセルで作れます。
さらに、ついでに、この道を究めたいという人には、
「日経PC21 2006年7月号」がよいでしょう。
特集「万能エクセルでワープロ要らず」